本陣平野屋版 二十歳の主張
<二十歳になって>
すし兆 橋口浩一
僕もいよいよ20歳になりました。早かったような遅かったような不思議な気がしています。
高校生の頃は早く社会人になりたいと思っていましたので、1日を長く感じていました。
ところが、いざ社会人になってみると、1年半があっという間でした。学生の時とは違って、あらゆる面で初めてのことばかりだったので、無我夢中の時間が経ちました。
そして、今までの20年の人生の中で、本当に勉強になったことが多く、一番有意義な時間だったと思います。
今、すし兆で働いて、一番勉強になるのは、接客です。
いろいろなお客様を相手に、カウンター越しに話をするのは、まだまだ自分には、できません。始めの頃に比べれば、ほんのちょっとは冗談も言えるようになったのですが、会話には、なっていません。店長や、河渡さんを見ていると、いろいろなことを知っているので、お客様を飽きさせずに会話を弾ませてみえます。僕は、自分の経験不足ばかりでなく、知識不足を痛感しています。
いつかは、自分もあんなふうにカウンターに一人で立ち、お客様の相手をしながら、しかもうまい寿司が握れる様になりたいと思います。お客様だけでなく、他の皆からも認めてもらえる寿司職人になりたいです。
これから、もっと辛いことがあるかもしれませんが、負けたくありません。
自分の将来の夢、「自分の店を出す」を、常に心に置いて、仕事をしたいと思います。
みなさん、すし兆へ食べに来てください。お待ちしています。
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<本陣平野屋へ入社して>
接客係 丸山美智子
私が入社して、もうすぐまる2年になります。
入社したての頃、毎日教えてもらって、練習して部屋案内。覚えることが多くて、仕事を続けていけるだろうかと思ったこともありました。
案内がだいたいできるようになって、女将さんにみてもらった時には、とても緊張してしまい、頭の中が真っ白になってしまいました。テストを終えると、ほっとして思わず泣きだしてしまい、女将さんをびっくりさせてしまいました。
一つ一つ乗り越えながら、私は、今年から、手話を勉強しています。高校時代に、少し勉強していたのですが、卒業したら、忘れてしまいました。
聴覚障害のお客様がいらしたとき、手話があまりわからないことと、恥かしい気持ちで、とても戸惑ってしまいました。
これは、いけない。
聴覚障害の方がいつお越しになるかわからないけど、手話をもっと使えるようになりたいと思いました。そして、手話サークルに入ってみました。
この頃は、実際に障害者の方と話をすることも増え、やっと少し自信がついてきました。
先日泊まられた聴覚障害のお客様にも、「もっと手話を勉強してください。貴方は若いから大丈夫。でも毎日使わないと忘れてしまうからね。」と励ましていただきました。お客様に喜んでもらおうと、始めたことで、私自身が励まされているのだなあと思います。
これからも、毎日毎日を勉強する気持ちを忘れないようにしたいです。
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<入社して>
客室係 畑瀬真佐美
私が本陣平野屋に入社して、早くも2年になろうとしています。
学生時代とは違う一人前の大人として、責任の重さを学んだことも、何度かありました。学生時代には、当たり前の様に思っていたことも、社会人としては通用しないこともありましたし、対人関係で悩んだこともありました。
簡単に「責任」というけれど、社会では、自分の行なったことが、最初から最後まで、本当に全部、自分一人の肩にかかってくるから大変だと、実感しています。
でも、一生懸命自分で考えて、何かをやり遂げたときの満足感は、やはり最高です。
例えば私の仕事、サービス業では、常にお客様のことを一番に考え、たくさん満足して下さるよう、精一杯に接しています。
どんな風にしてあげたら、喜ばれるのだろうと、その日の自分の受け持ちのお客様に接します。お客様の笑顔を見ている時が、私自身が最高に幸せだと思うときです。
でも、仕事は楽しいことや、うれしいことばかりではなく、小さな壁にあたることは、日常茶飯事です。気持ちも落ち込んだり、いらいらします。
そんなとき、簡単にあきらめないこと、逃げないことを常に頭の中に置き、上を上をみて毎日を送ろうと思っています。それはきっと自分自身が成長するための変わり目だと思うから。
毎日の生活の中で、自己管理をしっかりして、元気に働きたいと思います。
仕事面も、自分だけが満足するのではなく、いつも相手の立場にたって、考えていけるような人になりたいです。
責任の重さと一緒に、仕事の楽しみも分かってきてうれしいです。もっともっとがんばりたいです。
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平成11年度の入社の3人は、個性派ぞろいです。
その持ち前のほのぼのとした雰囲気と風体から、「ドラえもん」と名付けられた橋口君。はにかみながら、「お疲れ様です。」と、あいさつしてくれる笑顔が印象的です。愛車は、緑色のハイラックスという、トラックみたいな車です。
聴覚障害の方のために、何かできることはないかと、社内で手話教室をしたときに、先生になってもらった丸山さん。
手話ってどんなものだろうと、みんなが興味をもてたのは、まるちゃんと呼ばれる貴女のおかげです。
そんな我が社のバリアフリー担当のまるちゃんは、小柄で、華奢で、童顔なので、「中学生がアルバイトをしては駄目だよ。」と、いつもお客様にからかわれています。
「この仕事が好き」と、いつも胸をはって答える、我が社の元気一番畑瀬さん。
頭で考えたサービス業へのあこがれと実際の現場では、たくさんの違いがあって戸惑うことも多かったと思います。けれどその明るさとがんばりで、乗り越えて来ましたね。
あとはただひとつ、いつになったら「がはは笑い」をやめて、女らしくなるのかなあ。
3人はこの1年半、本当によくがんばってきました。そして平成13年1月に、揃って成人式を迎えることになりました。
おめでとう!!!!!
女将より |