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飛騨高山本陣平野屋 ブログ「飛騨高山から」

 平成13年冬 ―

冬のイベント  「さくら」  平野屋トピックス  飛騨高山の冬の行事

飛騨高山冬のイベント
●●● 「冬の風物詩」 二十四日市 ●●●
 正月も明けて、ただ寒いだけの日々の中では、買い物をしに街へでるのもおっくうになりがちです。街にはひと気がなく、お店もみな外の戸を閉め、暖気を逃がさないようにしています。毎年、1月24日に行なわれる「二十四日市」は、そんな冬の中での飛騨びとの楽しみのひとつでしょう。
 昔話の「かさ地蔵」というお話は、皆さんご存じだと思います。おじいさんに、雪除けにと傘を被せてもらったお地蔵さんたちが恩返しにやってくるというあの昔話です。あの話の中で、おじいさんが正月におばあさんに餅を食べさせてやりたいからと、傘を年末の街に売りに行くというくだりがあります。
 二十四日市のイメージとしてはそんなふうで、農家の方達が農閑期の間に作ったものを、街にでて来て売る民芸市が始まりでした。別名ミシロ市(むしろ市)とも言われるとおり、「しょうけ」や「しょいかご」「わらじ」「座敷ほうき」などが主な売り物でした。
 冬場にしては、珍しく人出の多い二十四日市ですから、ここ近年は商店街の大安売りや、お祭りなどの時の露天商がたくさん並び、いっそう賑やかになりました。そして、反対に農家の方々の作ったものは、買う人も売る人も多少少なくなってきました。本来の「市」と違うと嘆く声も聞こえてきますが、二十四日市の活気は昔と変わりません。
 「市」の会場となる本町通り(平野屋の前の通り)では、所狭しと出店が並び、お客様を呼び込む声が響きます。味噌屋は、樽ごと味噌を持ってきて、計り売りをいたします。駄菓子屋は、毎年恒例で黒砂糖の塊りを計り売りしています。
 久々野町の小屋名(地名)の「しょうけ」が昔から人気があり、すぐに売り切れたとか、春慶塗りの大安売りをしてたとか、街のあちこちにある焚火の回りで人々が話をしています。
 飛騨の人は、そんな中をあっちの店こっちの店と寄りながら、家の中にこもっていたことを忘れるかのように、楽しむのです。


●●● 酒蔵めぐり ●●●
 例年通り、各造り酒屋では、酒蔵を公開いたします。どの酒蔵も平野屋から徒歩で行けるところばかりです。ぜひおでかけください。日程は次の通り。(   )内は銘柄です。
平成14年1月 7日〜 13日 船坂酒造(深山菊)
1月14日〜 20日 原田酒造(山車)
1月21日〜 27日 川尻酒造(斐太正宗
1月28日〜2月3日 二木酒造(玉の井)
2月 4日〜 10日 平瀬酒造(久寿玉)
2月11日〜 16日 平田酒造(山の光)
2月17日〜 22日 田辺酒造(豊年)
2月23日〜 28日 老田酒造(鬼ころし)

いずれも午前10時〜午後4時 (正午から午後1時を除く)
利き酒用の記念盃プレゼントあり
昔ながらの高山の甘酒サービス・・・高山の甘酒は、糀でなく酒の粕で作ったもの。その素朴な味が、私も大好きです。
高山の酒屋では、軒先に大きな杉玉を吊り下げています。
 これは毎年、新酒ができたときにそのお知らせとして、新しいものに掛けかえられることになっています。新しい杉玉は、緑色も鮮やかで、無事に新酒が作れた誇りと喜びを表わしているかのようです。
 この掛け替え作業は、テレビでも毎年放映され、飛騨の初冬の風物詩ともなっています。この次に、造り酒屋におでかけの時には、玄関の軒を仰いでご覧くださいませ。



●●● 今年のひな祭り ●●●

 3月1日から再び始まります。「飛騨高山雛まつり」。 年々、展示会場が増えてきて、街を歩くのが楽しくなってきました。平野屋では、「別邸」を会場として、御殿飾りの雛さまをご覧いただいてきました。(詳しくは、おかみからの便り平成12年春号bP2にて)
 来年は、それ以上のお雛さまをご覧いただけそうなことになってきました。まだ内緒の話です。
 以前、おかみからの便りで、「なごみ」の取材の話しを載せたときに登場なさった私の大切な室礼の先生、大阪の数奇者佐藤禎三先生が主催してくださいます。
 佐藤先生は、そば猪口のコレクターとして、その道ではつとに有名な方。椿のことを語らせたら、右に出る人はなく、人を持て成す技をお持ちで、いつもうーんとうなることをなさり、そしてまた、古いものを大事になさる先生の元に集まってきたのが、雛人形だったのです。
 先生は、それらの雛人形を大事に保管なさって、年に一度自宅のあちこちに飾り付けなさいます。
 毎年、大阪藤井寺のご自宅を解放して催される「ひな祭り」には、誰から聞いたのか、たくさんの方が、見にいらっしゃいます。
 どの位すごいかというと、近鉄の藤井寺の駅をでて、ぞろぞろ歩いているご婦人方の後をついていくと、佐藤先生の家に着けるというほどすごいのです。人だかりのしている門をくぐって、庭を進むと日本家屋があります。そこが佐藤先生のご自宅です。履物は銘々お持ちくださいと、ビニール袋までおいてあります。もう一度言いますが、ここは佐藤先生の自宅です。そこへ、ひな祭りの時には、すごい数の方が訪れるのです。
 時代ものの享保雛から、小さな豆雛、そして、地方のお雛様まで、家中に飾られたお雛様は圧巻です。見にいらしている方は、みんな並んで順に見学です。そして、見終わったら、お抹茶の接待まであるのです。
 びっくりですが、これら全部お雛様を見せていただくことも、お抹茶をいただくことも、全部無料。佐藤先生の気持ちでなさっていることです。何の宣伝もなく、「どうぞ見に来てください」なんて言っているうちに、見学者が口コミで拡がってしまったのですって。そのおおらかさが、さすが佐藤先生です。
 さて、うれしいことに、その佐藤先生の大切なおひな様たちを、今年は高山へ連れてきてくださることになりました。移動展示とでも言いましょうか。ひょんな話から、先生に「ええよ」と言っていただけたので、もうるんるんです。
 たくさんのおひな様を、大阪からこの山奥へ運ぶことは、大変なことですが、ぜひぜひ、高山のひな祭りに合わせて、みなさまにご覧いただけたらと思います。
 展示は、先生の家での雛まつりが済んでからの2週間ほどになりますでしょうか。予定としては、3月10日前後から、旧の桃の節句の頃までと思っています。
 場所は、毎年おひな様を飾っている平野屋の別邸です。開催日の前後左右の私のドタバタが、思いやられますが、佐藤先生に、また「おもしろいで」と言われながら、いっぱい教えてもらえそうです。きっと、素敵な展示になると思います。
 詳しいことは、おかみ便りの春号にてご案内いたします。この機会に、ぜひお訪ねくださいませ。

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平成14年度 NHK朝の連続テレビ小説 「さくら」

 平成14年4月からのNHK朝の連続テレビ小説では、飛騨高山を舞台にした「さくら」が始まります。
 < 内 容 >
 ハワイで育ったさくらは、23歳のアメリカ人。日系四世。今は、亡き祖父の強い影響で、大の日本好きである。祖父は、日本人が昔から守ってきた美徳を大切にし、日本に対しての望郷の念を持っていた。祖父が幼い頃に住んでいた飛騨にあこがれるさくらは、日本人の文化や習慣に興味を持って育ったのである。
 日本の中学で、英語の指導助手として働く話を手にしたさくらだったが、両親の反対にあう。東京で生まれ育った母は、ハワイに住んでいた父と駆け落ち同然で結婚していたのだった。
 そんな中で、唯一の味方になってくれる祖母の協力で、一年間という条件で日本行きを許される。
 こうして日本とアメリカ、二つの心をもったさくらは、飛騨へやってくる。

 「さくら」とっておき情報
@ さくらの下宿先は、飛騨古川の和ろうそく屋。(有名な三嶋ろうそく屋さんがモデルです。ご存じの方も多いかな)
A さくらの赴任先は、高山の私立男子中学 あけぼの中学(高山の郊外 高台に建つ県立高山高校生徒の90%以上が女子です。ノーベル賞を受賞なさった白川博士の母校としても有名です。)
B さくら役、主役の高野志穂さんは、ショートヘアのよく似合う笑顔のかわいい方。
C さくらの祖父は、幼いときに、白川郷の親戚に預けられていた。また、戦後は進駐軍として、、岐阜県を訪れ、高山出身の祖母と知り合い、大恋愛の末結婚した。・・・・・・祖父の配役は、大滝秀治さんで、ドラマが始まった時には、すでに亡くなっている設定だが、ナレーション役で登場する。

 すでに11月中旬から、飛騨各地でのロケが始まっております。
 先日は、東京からの直行バス「シュトライナー」での高山への道中、平湯温泉のバスターミナルで休憩する様子を撮影していました。
 高山では、街のあちこちに「さくら」ののぼり旗がたち、撮影歓迎ムードいっぱいです。
 私の友達の家は、さくらが家庭訪問する中学の生徒の家として撮影されることになりました。さくらが、正座をしていて足がしびれるという設定なのだそうです。「掃除せんならん。だっしゃむないで。」(掃除をしなければいけない。汚いから。という意味)という友達の顔も楽しそうです。
 当分の間、高山のあちこちで、「さくら」の話しが聞こえてくるでしょう。つづきは、また。
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平野屋トピックス

◆敷き蒲団のこと
 平野屋の敷き蒲団がかわりました!!お客様にお書きいただいているご意見書の中で、かねてからお小言を頂戴していたのが、我が旅館の敷き蒲団でした。「薄い」「背中が痛くなった」「寝心地が悪かった」等、数々のお言葉をいただく度、情けなく思ってきました。なぜなら、宿屋は、一晩の眠りを提供するのが、始まりだったのだから。その基本中の基本を、快適に過ごしていただけないのは、本当に悲しいことでした。
 でも、みなさん!平野屋は、ようやくこの10月25日、敷き蒲団の入れ替えをいたしました。もう、うれしいのなんのって。当日朝から私ははりきって、チェックアウト後には、すみやかにジーパン姿となり、蒲団の入れ替え作業の仲間入りをしたのでした。
 掛け声だけ高らかで、力の程は、あまりないので、みんなにあきれられていましたが・・・
 ともかく和室全室、別館、花兆庵共に、入れ替えは、無事終わりました。あとは、本当に使いやすくなったかどうかだけです。ぜひ皆様からの寝心地情報をお待ちいたします。


◆冬がくる
 秋の終わりになると、本町通り(平野屋の前のとおり)の街路樹の落ち葉掃きが日課になります。この前の通りの木は、「花の木」というものと、「山ぼうしの木」です。山ぼうしは花みずきの親戚のような木。このごろ春と秋とに花を咲かせたりするのでちょっと心配です。花の木は、紅葉の美しい木です。落ち葉を思わず手にとって、何かに使おうと思いつつ、机の引き出しにしまってカサカサにくずれてしまうこともよくあるのですが、美しい色の落ち葉を探すのは、ただの落ち葉掃きでも、なんだか高尚な趣味のような気分になってくるから不思議です。
 そんな落ち葉の頃になると、高山では街に、「ゆきむし」が飛びます。「ゆきむし」は、晩秋にふわふわと飛ぶ小さな虫です。春先にとぶ柳の芽よりももっと小さくて見逃すほどですが。「ゆきむし飛んだでな、もうすぐ雪ふるぞ。」こんなふうに言って、ゆきむしは雪がふる前触れになります。
 また、もう一つ、この時期必ず話題になるのは、国分寺の大銀杏です。前におかみたよりにも書いたのですが、国分寺には、言い伝えのある大銀杏の木があります。この木にお願いすると、母乳がよく出ると言って、信仰の厚い木としても知られています。
 さて、この木の銀杏の葉は、それはそれはすごい量なのですが、一日の内にほとんど全部落ちてしまう年があります。砂場遊びならぬ銀杏の葉遊びができるほどで圧巻です。そんな年は必ずみんなの話題になります。「国分寺の銀杏が、いっぺんに落ちたで、今年は大雪やあ。」そんな風に誰もが言い、来るべき冬が一層厳しいものになる予感を覚えるのです。
 どうしてそうなるのかはわかりませんが、いい伝えは、的中することが多いようです。自然の教えには、かなわないなあと、日常のこんなところにも感心してしまうのです。


◆加湿器のこと
 ホテルや旅館に泊まったときに室内が乾燥していて、翌朝喉が痛くなったとは、よく聞くことです。ある雑誌では、ホテルに泊まったら、バスタブに湯を張ったまま戸を開けておいて寝ると良い、なんて書いてあったこともありました。
 寒冷地の高山では、真冬は明け方マイナス十何度に冷え込むこともあり、館内の暖房は夜でも回し続けなくてはなりません。そうするとやはり館内はしっかり乾燥してしまいます。加湿器を置いても、その霧状の空気が出過ぎて畳を濡らしてしまったり、結露の原因になったりするだろうと心配ばかりしていました。しかし、安眠ということには、変えられないという思いは増すばかりです。
 いよいよ今年の冬こそ乾燥を何とかしようと心に決めて、調べると「加熱気化式加湿器」というものがあるとのこと。それは、目に見える霧状の空気は出ないのですが、センサーで乾燥度合いを察知し、湿気を出したり止めたりしてくれます。色具合も見るからに、優しい色でしたから、ちょっと大きくて不格好なのですが、設置することに決め、11月5日、各部屋に入れることができました。
 思いの100パーセントには、なかなかなりませんが、今年もほんの少し、平野屋のできることを実行いたしました。さて、いかがなものでしょうか。ご意見をお待ちいたします。

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飛騨高山の冬の行事

・飛騨の里イベント  
  除夜の鐘 12月31日午後11時〜1月1日午前1時
  新春かるた会 12月31日午後11時〜1月1日午前1時
  冬の生活体験 1月5日〜2月24日の間  土日祝日
かんじきで雪上歩行体験や雪だるまづくりの体験
  焼きもちサービス 1月5日〜2月24日の間  土日祝日 (午後1時〜3時)
  ライトアップ飛騨の里 1月1日〜2月28日 (午後6時〜午後8時30分)
雪景色の飛騨の里が夕暮れから幻想的な世界に。すごく素敵なイベントです。
・高山中橋ライトアップ 12月22日〜1月3日 (午後5時30分〜午後9時30分)
冴え渡る空気の中で、浮かび上がる中橋が素敵です。別館客室からの眺めがグッド。
・酒蔵めぐり 前記の通り
・二十四日市 前記の通り
・秋葉様めぐり 12月1日〜3月31日
高山には古くから火伏せの神様として、六十社あまりの秋葉様が市内各所にあります。その秋葉様のうち、十五ヵ所以上のスタンプラリーをしていただきますと記念品をプレゼントしてもらえます。
・伝承空間ウォーキングラリー 1月1日〜
観光施設や屋台蔵をスタンプラリーすると抽選で高山のすてきな特産品をプレゼントされます。
・飛騨高山のひな祭り 3月1日〜4月3日
恒例になりました高山のひな祭りです。市内各所にて雛人形の数々をご覧いただけます。
              本陣平野屋の展示も、この期間の中で行われますが、佐藤先生のお雛様をご希望の方は、恐れ入りますがお日にちをご確認下さいませ。 
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平成13年冬

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