春のおいしいもの
◆◇ 萩原銘菓 新草あねかえし ◇◆
野山が新緑に包まれる頃、萩原町には、「あねかえし」という、素朴で、そしてすごく美味しいお菓子があります。「あねる」とは、飛騨の方言で、「捏ねる」こと。米の粉に、熱湯をかけ、耳たぶくらいの固さになるまで、何度もあねて返すから、あねかえしといいます。
蓬(よもぎ)をつんで、ゆでて、一緒に混ぜて、ちょっとずつちぎって、真ん中に、あんこをいれますと、これが萩原の「あねかえし」。もちろん、5月、6月だけの期間限定商品です。
蓬の緑が、こんなにきれいだったかと思えるような、味と香りです。
おかみの絶対お勧め品!!
買いに行くとびっくり。店構えは、化粧品やさんです。化粧品屋さんの隅っこの方で、おばあちゃんが一人で作っていた「あねかえし」のショーケースがあります。予約で、いっぱいになりますから、お早めに。
お店はこちら↓
岐阜県下呂市萩原町萩原
活文社(かつぶんしゃ)
0576−52−1076
◆◇ ふきみそ ◇◆
春になると、なぜかふきのとうを探しに行きたくなります。ほんと少し、道からそれて田んぼの畦に行けば、あちこちに出ている「ふきのとう」。ころんとしたかわいい形と、春を感じさせる香りは、長い冬が終わり、躍動の季節が来ることを教えてくれます。
さて、そのふきのとう、細かく刻んで味噌汁の中に入れることもあれば、天麩羅にして食べることもあります。
そして、飛騨の主婦たちは、「ふきみそ」というおかず味噌にすることで、保存食として味わったのです。
ふきみその作り方
・ふきのとうを布巾で、よく拭いて、埃やごみを取る。
・さっさとゆでて、細かく切る。
・飛騨のみそを、鍋に入れ、好みによって、砂糖やみりんで味をまろやかにする。弱火にかけ、少し練る。
・ふきのとうと味噌を混ぜ合わせる。
・炊きたてのご飯に乗せて、ひとくち。おいし〜い!!
◆◇ あさつき ◇◆
春一番の青いものと言えば「あさつき」。
わけぎなどと一緒で、酢味噌和えなどにするのが、一般的のようですが、飛騨高山では、「あさつきみそ」でしょうなあ。(急に、物知り顔で、話したりして・・・)
味噌の食べ方では、朴葉味噌が有名ですが、私たちの味噌の食べ方では、「味噌煮」の方がよく登場します。田舎味噌を、一人鍋に入れ、ほんの少しのお水を入れます。シチューくらいの固さにとくつもりで。そこに、3センチくらいに切ったあさつきを、入れます。
あとは、電気焜炉で、煮るだけ。
ふつふつふつとなったら、あさつきがくたくたになる前に、スプーンですくって、ご飯の上に、かけます。
勢いつけて、ご飯を掻きこむと美味しい。何杯でも、食べられそうな気がしてきますよ。
でも、都会の方には、ちょっと辛いかな?そんな時には、卵を混ぜて味をやわらかくするのも美味しい・・・・・。
◆◇ 喫茶「ドン」のチーズケーキ ◇◆
別に春でなくても、食べられます。
実は、この原稿を作りながら、急に食べたくなったので、書いています。
「ドン」は、平野屋の前の通り 本町通2丁目にある、高山の歴史ある喫茶店です。白いカバーのかかったレトロないすに座って飲む、ドリップ式のコーヒーは、大人の味がしたものです。私の好きなのは、ここのチーズケーキ。スポンジ生地の間に入ったクリームチーズの美味しいこと。お持ち帰りもできます。
あ〜食べたい!!
◆◇ 三乃屋の「ごへいもち」 ◇◆
本当の飛騨高山の五平餅は、ごはんをざっくりとつぶして棒にさしたものに、焼き色を付けながら、あぶらえ味噌(えごま味噌)をぬったものです。
この昔ながらの味を守っているのが、三乃屋さんです。平野屋から春慶会館に行く途中で、少し左に入ったところに、ある小さなお店です。
私も、時々、ふらりと買いに行きます。口の周りに、味噌がつくのも気にせず食べると美味しいです。
そういえば、スイミングスクールがいやだと言って泣く長男を、「ごへいもち」で、つったこともあったなあ・・・ |