キャリア形成と制度

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先輩、平野屋のこと教えて!
お客様係山畦さん(2003年入社)

会話の“キャッチボール”が
接客を楽しく有意義にするポイントです。
指名してくださるリピーターさんの
「また来るね!」の一言にやりがいを感じます。

山畦さん

本陣平野屋に入社してから現在までのことを教えてください!

入社から3年間は、ひたすら仕事を覚えて、先輩達についていくのに精いっぱいでした。
「失敗しないようにしよう、間違えないようにしよう」と常にそんなことばかりを考えていました。
3年を過ぎた頃から、お客様とどうしたら上手く会話ができるか何となくわかってきて段々と仕事が楽しくなってきました。
入社した頃はお客様に聞かれたことに対して返事しかできませんでしたが、自分からお客様に話しかけられるようになりました。

この頃から、“シスター”役を経験するようになりました。新入社員がお客様の前にデビューするための登竜門であるテストに合格するまでを面倒見る役割なのですが、とにかく大変!いままで5~6人の方のシスターを担当してきました。後輩のクレームのアドバイスもできるようになったのもこの頃です。
同じ頃、自分が担当したお客様が、2度、3度と足を運んでくださるようになりました。
自分が担当したお客様が本陣平野屋に満足してリピーターになってくださったと思うと本当に嬉しいんです!

なぜ旅館の仕事を選んだのですか?

元々は着物に興味があって、着物を着てみたかったのがきっかけです。
食べることも好きなので、料理にも携われる仕事に就いてみたいと思ったときに旅館の仕事が向いているのではないかと思いました。

数ある高山の旅館の中で、なぜ本陣平野屋を選んだのですか?

実は、親戚が本陣平野屋のすぐ近くに住んでいて、宿の前は良く通っていたんです。
スタッフの方たちが玄関の外に出てお客様のお見送りやお迎えをしている姿が印象的だったので、こちらを選びました。

仕事への遣り甲斐を感じる瞬間は?

やはり、担当のお客様係として私を指名してきてくださるリピーターさんがお見えになったときですね。そのようなリピーターさんからのご予約が入れば、休みをずらしてでも出勤するようにしています。ありがたいことに、ここ1週間は毎日のようにリピーターのお客様がお見えになるので連日出勤が続いています!
予め浴衣のサイズやお食事の好みを合わせておいたり、前回お越しいただいた時のお話から会話の準備もしたりするのもリピーターのお客様をお迎えする楽しみの一つです。
「来年も来るね!」と仰っていただくと、少なくともその時までは本陣平野屋のお客様係として輝いていないといけないな、と身が引き締まる思いです!

後輩を指導する上で気を付けている点は?

言葉で説明するだけではなく、自分の実践や経験を交えて説明するようにしています。
例えば、複数組のお客様を受け持つ時に、準備の仕方を変えるだけで5分も10分も時間の短縮に繋がり効率が上がることを身をもってやって見せるようにしています。また、自分がした失敗談も紹介し、「こうすると失敗するから気を付けてね」と後輩が同じ失敗をしなくて済むようにしています。

リピーターから指名していただけるお客様係になるには何をしたら良いのでしょうか?

会話のキャッチボールの仕方を学ぶべきだと思います。リピーターのお客様が付かない時期は、お客様から聞かれたことに対して間違えずに答えることに終始していたように思います。ボールを受けてばかりで、自分からお客様にボールを投げることができていなかったんです。
お客様と共通の情報を持っていないと相槌でしか返せないんですよね。
お客様にとっても私にとっても、接客時間を楽しく有意義なものにするためには、自分があらゆる知識を付けて、お客様との会話のキャッチボールができないといけません。例えば、観光情報は県内だけでなく、お住まいの地域についても下調べするようにしています。
TVの旅番組であらゆるエリアの観光情報について情報を得るように努めています。

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